「72時間」とは、災害発生直後からの72時間(3日間)を示します。この期間は電気・水道・ガスなどのライフラインの不通をはじめ、避難所の混乱、安否確認、負傷者の救護等最も不安定な状態を強いられます。また、大規模災害の場合、救出や食糧の配給も遅れる可能性が高く、その際、問われるのは自分達で72時間を生き抜く「自助」の力です。災害時に72時間を生き抜く力を養うことが、72時間サバイバルマスタープログラムの目的です。
がれきなどの下敷きの中で、1人心細い時間との戦いや津波で流された家の屋根で過ごす一夜など、様々な災害現場において初動の72時間はスキルだけではなくマインドがとても重要です。そのような状況を想定し、「自助」の力を養うプログラムとなっています。
大阪府立大学様と提携し、より多くの人に被災地の状況を伝え、減災教育について学ぶ「公開講座 生死を分ける72時間サバイバル学」を開催。災害時に生き抜く力を学ぶことを目的として、大阪府立大学の「i-siteなんば」に於いて講座と研修を行いました。約30名の学生が参加、参加した学生は東日本大震災などの話に真剣に耳を傾けていました。
2013年講演スケジュール
「被災体験談と今」 オリエンテーション特別講演 講師:臼澤 良一 氏
「防災」 講師:片山 誠
「被災後すぐの対応」 講師:片山 誠
「復興に向けての対応」 講師:片山 誠
「PTSDなどメンタルケアを学ぶ」 講師:西川 隆 氏
「被災後の72時間のために~健康の備え~」 講師:和泉 京子 准教授(大阪府立大学 第3学群 看護系)
上野芝小学校様と提携し、授業の2時間を使って「72時間サバイバル2時間講習を」を開催。小学5年生の子どもたちが約80名参加、避難体験や火起こし体験、東日本大震災に看護師として現地で治療に当たっていた看護師の方の講義などを含めて、プログラムを実施いたしました。
上野芝小学校様と提携し、授業の2時間を使って「72時間サバイバル2時間講習を」を開催。全校生徒、約220名が参加。水の大切さや仲間を見つける体験をはじめ、火起こし体験や避難物資の使い道を考える体験などのプログラムを実施。また実際の震災の現場を体験したスタッフから講義の講義で、リアルな震災の現場を知ることができました。
「KOBE防災マスター」提携事業として、防災キャンプを開催しました。